今週の検討銘柄一覧詳しくはこちら

【ニッパー流】「安心投資」を実現する!私の高配当・株主優待銘柄スクリーニング条件を徹底解説

【ニッパー流】「安心投資」を実現する!私の高配当・株主優待銘柄スクリーニング条件を徹底解説(アイキャッチ)
目次

はじめに:なぜ独自のスクリーニング条件が必要なのか?

こんにちは、ニッパーです!

以前、「自分に合った高配当・株主優待銘柄の探し方」や「今週の検討銘柄リスト」の記事で、私が銘柄選びの際に重視しているポイントについて触れてきました。一般的なスクリーニング条件はたくさんありますが、私は「ドキドキが少ない安心資産形成」というコンセプトのもと、私なりの視点と基準で銘柄を選んでいます。

この記事では、私が実際に利用しているスクリーニング条件を、それぞれの項目ごとになぜその条件を設定しているのか、どのような考え方で銘柄を見ているのかを、より詳しく掘り下げて解説していきます。

この「ニッパー流スクリーニング条件」を理解することで、皆さんがご自身の投資スタイルに合った銘柄を見つけるヒントになったり、私が出す「検討銘柄リスト」をより深く活用していただけるようになるはずです。

私の投資スクリーニング条件(詳細版)

私が「ドキドキが少ない安心投資」を目指す上で、実際に銘柄を選定する際に確認しているスクリーニング条件は、以下の通りです。

1. 株主優待の有無と内容:実用性と「おまけ」以上の価値を追求

  • 株主優待の有無:あり
    • 初心者向けの記事でお伝えしている通り、株主優待は「おまけ」というスタンスは変わりません。しかし、私は優待が設定されていることを、企業が株主還元に積極的である姿勢の表れだと捉えています。優待があることで、長期保有のモチベーションにも繋がりますし、非金銭的なメリットも享受できます。
    • さらに重要な視点として、もし将来的に優待が廃止されるような事態になったとしても、その代わりに増配などで株主への還元が期待できるか、という点も確認しています。これは、企業の利益還元ポリシーや財務体力を見極める上で、非常に大切な要素だと考えているからです。
  • 株主優待の内容:日常生活で使い勝手の良いもの
    • 優待の内容は多岐にわたりますが、私は「QUOカード」や「商品券」、あるいは「日常生活で無理なく活用できる自社製品(食品や日用品など)」を重視しています。例えば、私が保有する理研ビタミンのように、普段の生活で消費する食品がもらえる優待は、家計の助けにもなり、実用性が高いと感じます。
    • いくら優待があっても、使い道が限定的だったり、受け取るために手間がかかる、あるいは送料の方が高くつくようなものは、投資のメリットが薄いと考えて避けるようにしています。

2. 配当利回りと配当金の推移:持続可能な「インカムゲイン」の目安

  • 配当利回り:3%以上
    • この3%という基準は、私がインカムゲインとして魅力的な配当収入を期待できるかどうかの目安です。ただし、単に利回りが高ければ良いという単純な考え方ではありません。
  • 配当金の推移:減配リスクの低さ
    • 配当利回りだけでなく、過去数年間の1株あたりの配当金が安定しているか、あるいは増加傾向にあるかを重視しています。特に、度重なる減配がないかは重要なチェックポイントです。
    • 企業が安定して配当を支払い続けているか、そして将来もそれが期待できるかを確認することで、より安心して長期保有できる銘柄を選びます。
  • 配当性向:無理のない還元水準か
    • 私は、配当性向が概ね70%以下であることを一つの基準としています。配当性向とは、企業が得た利益のうち、どのくらいを配当として株主に還元しているかを示す割合です。この割合が高すぎると、企業が事業に再投資する資金が不足したり、業績が悪化した際に減配するリスクが高まります。
    • 個人的には、30%~40%程度の配当性向が最も好みです。この水準であれば、企業は利益をしっかりと事業成長に回しつつ、無理なく安定的に配当を出し続けられる体力があると考えています。

3. 最低購入金額:無理なく分散投資を進めるための基準

  • 最低購入金額:概ね10万円~30万円
    • 私自身、そして投資を始める方々にとって、無理なく分散投資を進められる金額感を重視しています。最初から高額な投資をするのではなく、少額から始めて経験を積み、少しずつ投資額を増やしていくのが「ドキドキが少ない」王道だと考えています。

4. 財務状況:企業の「倒れにくさ」を徹底確認

  • 有利子負債比率が低く、有利子負債<現金等になっていればなお可(※業種による)
    • 企業の借金である「有利子負債」が少なく、手元に十分な現金(現金及び預金、またはそれに近い流動性の高い資産)がある企業は、経営基盤が非常に安定している証拠です。特に、借金よりも現金が多い「実質無借金」の状態であれば、不測の事態や経済危機に際しても、高い体力で対応できると判断できます。
    • ただし、この基準は業種によって柔軟に判断する必要があります。例えば、製造業やインフラ関連企業のように、大規模な設備投資が不可欠な業種では、ある程度の有利子負債は一般的です。そのため、単に数値だけで判断するのではなく、同業他社と比較して健全な財務状況にあるかという視点、そしてその有利子負債が適切に投資に回され、利益を生み出しているかという質的な視点も重要視しています。

5. 業績の推移:成長性と安定した稼ぐ力を評価

  • 売上・営業利益の伸びとEPS(1株当たり利益)の増加(過去10年)
    • 企業の健康状態と将来性を測る上で、過去の業績推移は欠かせません。私は、過去10年間にわたって、売上や営業利益が着実に伸びているか、そして企業が株主のために稼ぐ力であるEPS(Earnings Per Share:1株当たり利益)が増加傾向にあるかを確認します。
    • これは企業の持続的な成長性を測る上で非常に重要な指標であり、一時的な好調だけでなく、長期的な視点で安定して利益を稼ぎ続けられる企業かを見極めます。安定した業績は、将来の配当安定性や株価上昇の可能性に直結すると考えています。

6. 事業内容:景気変動への耐性と将来性を見極める

  • 事業内容:景気の影響度合いの確認
    • 景気の変動に大きく左右されにくい、安定した需要がある事業を展開している企業を好みます。例えば、生活必需品を扱う企業、公共性の高いサービスを提供する企業、インフラ関連企業などは、不況時でも収益が大きく落ち込みにくいため、長期保有における安心感に繋がります。
    • また、その事業が将来的に成長が見込める分野であるか、時代の変化に対応できる強みがあるかどうかも確認するポイントです。社会や技術の変化に柔軟に対応できる企業は、持続的な成長が期待できます。

7. 感覚(直感):最終的に「後悔しない」という確信を得る

  • 感覚(直感):本当に投資して後悔しないかどうか(データでは測れない「自分自身の納得感」)
    • 最後に、これはデータや数値では測れない、非常に主観的な部分ですが、私が最も大切にしている要素の一つです。これまでの客観的な分析をしっかり行った上で、「この会社を長く応援したい」「もし一時的に株価が下がることがあっても、この会社なら信じて持ち続けられる」と直感的に思えるかどうかを重視しています。
    • どんなにデータが良くても、自分が納得できない銘柄には投資しません。この「自分自身の納得感」が得られるかどうかが、特に長期投資を続ける上で非常に重要だと考えています。この感覚が、「ドキドキが少ない」投資の揺るぎない土台となります。

まとめ:あなたも「ニッパー流」スクリーニングで安心投資を!

この記事では、私が実際に高配当・株主優待銘柄を選ぶ際の詳細なスクリーニング条件について解説しました。

もちろん、投資に「絶対」はありませんが、これらの基準を設けて銘柄を厳選することで、リスクを抑えつつ、着実に資産を築いていく「ドキドキが少ない安心投資」に繋がると考えています。

この基準が、皆さんがご自身の投資スタイルを確立する一助となれば幸いです。ぜひ、ご自身の投資に役立ててみてくださいね。

X(旧Twitter)でも日々の投資について発信していますので、ぜひフォローいただけると嬉しいです!

【ニッパー流】「安心投資」を実現する!私の高配当・株主優待銘柄スクリーニング条件を徹底解説(アイキャッチ)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次